保護司とは

保護司とは

保護司とは

保護司は、法務大臣が委嘱した更生保護のボランティアで、犯罪や非行をした人の立ち直りを助けるとともに、犯罪予防の活動に取り組んで、地域の安全・安心に貢献しています。

全国で約5万人、富山市では約180名が活動しています。富山市保護司会は、法律により構成された組織です。


様々な職種の方が参加しています。

保護司の職種は、本当に様々です。農林水産業・製造業・販売業・サービス業・土木業・建築業、公務員、宗教家、主婦など幅広い分野の人が、保護司として活躍しています。仕事を退職した後も、保護司をライフワークのひとつとして続ける人が大勢います。

それぞれの分野におけるそれぞれの経験を、犯罪や非行をした人の理解、指導及び援助に役立てているのです。


保護司の身分や給与などは

保護司のことを定める法律に「保護司法」があります。
身分は、非常勤の国家公務員とされています。ボランティアということで給与は支給されません。
活動経費は、一定の基準により実費が国より支給されます。


保護司の活動


保護司の主な活動

保護司の活動

保護観察官(更生保護に関する専門的な知識に基づいて、保護観察の実施などに当たる国家公務員)と協力して、主に次のような活動を行います。なお、保護司には給与は支給されませんが、活動内容に応じて、一定の実費弁償金が支給されます。

保護観察

更生保護の中心となる活動で、犯罪や非行をした人に対して、更生を図るための約束ごと(遵守事項)を守るよう指導するとともに、生活上の助言や就労の援助などを行い、その立ち直りを助けるものです。

生活環境調整

少年院や刑務所に収容されている人が、釈放後にスムーズに社会復帰を果たせるよう、釈放後の帰住先の調査、引受人との話合い、就職の確保などを行い必要な受入態勢を整えるものです。

犯罪予防活動

犯罪や非行を未然に防ぐために、世論の啓発や地域社会の浄化に努めるものです。毎年7月は、「社会を明るくする運動」強調月間として、講演会、シンポジウム、非行防止教室、非行相談、街頭補導活動などの様々な活動が展開されます。


「社会を明るくする運動」とは

“社会を明るくする運動”~犯罪や非行を防止し,立ち直りを支える地域のチカラ~はすべての国民が、犯罪や非行の防止と罪を犯した人たちの更生について理解を深め、それぞれの立場において力を合わせ、犯罪のない地域社会を築こうとする全国的な運動で、今年で67回目を迎えます。

出典:法務省ウェブサイト